2020年07月25日

アックス表紙原画展に近藤ようこ先生の原画が2点展示されています。

アックス表紙原画展2020年7月18日(土)〜8月9日(土)の期間でビリケンギャラリーで開催されている「アックス表紙原画展」に行ってまいりました。これは青林工藝舎の『アックス』の表紙を飾ったイラストの原画を展示するイベントです。すでに原画が残っていない場合は描き下ろしを含む別バージョンの作品が展示されています。


近藤ようこ先生は『アックス』vol.90 2012年年末「戦争と一人の女」で表紙を飾られましたが、すでにこの原画はお手元にないとのことで、別の原画が展示されていました。




アネモネ駅
青林工藝舎 1998年7月20日
移り気本気
青林工藝舎 2005年2月25日

単行本の表紙画像です。こんないい原画を‥この機会に見ないともう見られません。是非。

2020.07.25. 23:02 | イベント

2020年05月17日

5月2日に「ゆうやけ公園」が青林工藝舎から再刊されます。

ゆうやけ公園2020年5月25日、青林工藝舎から「ゆうやけ公園」が再刊されます。この作品は徳間書店のPR誌「本とも」に、2010年から2011年にかけて連載され、2011年に同社より単行本として発売されたものの再刊です。連載中、あと2話で完結するというときに東日本大震災が起き、仕事が手がつかなくなったと徳間書店版の「作者あとがき」にあります。この作品は「3月11日より前の世界を描いた最後の作品」とおっしゃっています。
ゆうやけ公園

あらためて今読んでみて、わずか10年ほど前の作品ですが、ホームレスの方をめぐる環境はもっと厳しくなっているのだろうと思います。連作短編なので複数の登場人物の物語が展開されますが、一つ一つがほっとするような作品で、近藤先生の現代ものはやっぱりいいなぁと思います。

今回、この「ゆうやけ公園」の復刊はコロナウイルス感染症の拡大の中で世界中が変わって行く中での発売となりました。震災の前後で描かれる物語はどうしても変わりましたが、今度のコロナ禍は範囲が広いため、もっと影響が大きい。これからは現代の物語を描く上で「コロナ前」「コロナ後」が出てきてしまうのかと思いました。

青林工藝舎「ゆうやけ公園」
青林工藝舎アックスでは発売日の5月25日までに予約購入された方にサイン入り本を送ってくださるそうです。特製ポストカードも1枚ついてきます。800円以上送料無料なので、この本は送料無料になります。


2020.05.17. 15:23 | 雑誌掲載情報

2019年10月27日

ビリケンギャラリーで開催されている「天幕の街」に近藤先生の作品が出品されています。

tenmakunomati.jpg2019年10月26日〜11月10日、ビリケンギャラリーで開催される「天幕の街」という企画展に近藤先生が出品されています。「それぞれの心の奥にあるサーカスや見世物小屋の世界を表現する」という趣旨で、近藤先生の作品は「タコ娘とカッパ」(B4サイズのケント紙、ミリペンに水彩・パステル)です。


見世物小屋はもう日本で興業するのは大寅興行社1社になってしまったそうです。蛇を食べる女も抗議にあってなくなってしまったとのこと。タコ娘、人間ポンプ、蛇女、ろくろ首…。もう見ることは出来ないから「それぞれの心の奥にある」見世物小屋なんですね。

「天幕の街」
会期:2019年10月26日(土)〜11月10日(日)※月・火は休館。
時間:12:00〜19:00
会場:東京都 ビリケンギャラリー
2019.10.27. 22:41 | 雑誌掲載情報

2019年06月15日

「見晴らしガ丘にて それから」が刊行されます

2019年6月25日、ホーム社から「見晴らしガ丘にて それから」の単行本が刊行されます。これは2018年〜2019年にかけてウェブサイト「スピネル」で連載されていたものです。
1984年〜1985年にかけて発表された「見晴らしガ丘にて」は東京近郊の住宅地を舞台にした群像ドラマです。その地で今を生きる人たちを描く連作シリーズです。1986年に第15回「日本漫画家協会賞優秀賞」を受賞した、近藤ようこ先生の代表作の一つです。これを30以上後に再び同じ舞台で、でも登場人物は現在の人たちにして、過去作と連携をとりながら発表された連作短編集です。懐かしいあの人たちも登場しています。

スピネル「見晴らしガ丘にて それから」には現在は「なつめ屋」だけ掲載されています。

見晴らしガ丘にて それから(ホーム社)

また同じくホーム社から「見晴らしガ丘にて」がデジタル版になって上下巻で刊行されます。単行本がずっと出ていたのですが、在庫切れになり入手しにくくなっていたので、デジタル花の配信はありがたいです。これも同じくホーム社からのものです。

見晴らしガ丘にて デジタル版 上(ホーム社)見晴らしガ丘にて デジタル版 下(ホーム社)
2019.06.15. 12:42 | 単行本発売情報

2019年03月13日

『月刊コミックビーム』4月号から「高丘親王航海記」の連載が始まりました。

コミックビーム2019年4月号2019年3月12日発売の『月刊コミックビーム』4月号(KADOKAWA)で澁澤龍彦原作の「高丘親王航海記」が始まりました。近藤先生の紙の誌面での連載は同じく『コミックビーム』での「蟇の血」が2018年2月号で終わって以来。澁澤龍彦の遺作となった幻想的な小説です。

865年、高齢の高丘親王が広州から船で天竺に向かう旅を描いたものですが、親王にとって憧れの「天竺」には幼い頃の薬子の存在がありました。幼い親王に添い寝する薬子、妖しいですね。これから旅に出る高揚感と不安とが入り交じった第1話でした。

また、表紙とカラー4ページも嬉しいです。華やかな表紙絵には儒艮、白猿、犬頭人が登場しています。これから他にもおもしろい動植物が登場します。楽しみです。

『月刊コミックビーム』
2019.03.13. 00:43 | 雑誌掲載情報