2014年12月25日

「説経 小栗判官」の新装版が発売

説経 小栗判官2014年12月25日、KADOKAWA/エンターブレイン社から「説経 小栗判官」の新装版が発売されました。中世末に成立した口承文芸・説経節の長編「小栗判官」をマンガ化した作品です。

近藤先生の「説経 小栗判官」は1990年に白泉社から、2003年に筑摩書房から文庫で出ていましたが、長らく絶版状態でした。最近では2009年に宝塚が「オグリ!」を上演したり、他にも様々な劇団が「小栗判官」をもとにした舞台を上演しています。舞台化される際に役者さんたちが原作を読むことはあると思いますが、この作品の場合「原典を読め」というのはなかなか難しく、近藤先生のマンガ作品が重宝されていました。私たち観客も同様に、どんなお芝居なのか雰囲気をつかみたくて、読みたくなると思います。しかしながら、ここ数年は絶版で入手が難しかったのです。この新装版の刊行で助かる人が大勢いると思います。

もともと、この作品は横浜ボートシアターの仮面劇を見たことがきっかけになって描かれたものだそうです。当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、お芝居との縁の深い作品です。また、近藤先生はよく熊野に行かれたとあとがきに書かれていて、そう言えばと思い出しましたが熊野三山への旅エッセイも書かれておられました。

新版には初版時のあとがき、ちくま文庫時の山口昌男氏(故人)の解説に加え、今回のあとがきが収録されています。この本が刊行されたのは、『コミックビーム』とのご縁のおかげです。ファンとしてはとてもありがたいです。


2014.12.25. 18:29 | 単行本発売情報

2014年12月14日

『コミックビーム』2015年1月号から「死者の書」の連載開始

コミックビーム 2015年1月号2014年12月12日発売の『コミックビーム』2015年1月号から「死者の書」の連載が開始されました。原作は折口信夫による文学作品で、氏神に仕える身として館の奥深くで育てられた女性が描かれます。
ebook japanのサイトで第1話が全部無料で見ることができます。
ebook japan

そして、記念すべきことに、近藤ようこ先生が雑誌の表紙のイラストを飾られるのは初めてです。


2014.12.14. 23:03 | 雑誌掲載情報