2023年11月30日

コミックビーム28周年展レポート

2023年11月10日から開催されている「コミックビーム28周年展」に近藤ようこ先生も参加されていると聞き、会場であるジュンク堂書店池袋本店に11月30日に行ってきました。

会期:2023年11月10日(金)〜12月13日(水)
会場:東京 ジュンク堂書店 池袋本店 9F

11月10日〜24日はB1F・コミックフロアにて一部が展開され、11月25日から9Fギャラリーにて全グッズの販売・全展示が開始されると聞いて、25日以降に行かないと思いまして。
14人の作家が参加されている複製原画展とグッズ販売のイベントなんですが、28周年ってずいぶんとまた中途半端な‥。

近藤先生の複製原画は「高丘親王航海記」からモノクロ1枚とカラー1枚。
また、本の選書が3冊。POPは直筆です。
「死者の書 身毒丸」折口信夫
「スローターハウス5」カート・ヴォネガット
「カムイ外伝」白土三平
それと、高妍さんの「緑の歌」のPOPをカラーイラスト付きで描かれていました。

グッズは残念ながらマグカップ(全作家集合1種)が売り切れていましたが、あとはありました。ミニ色紙、アクリルキーホルダー、クリアファイルと複製原画を買ってきました。高級複製原画はカラー原画です。『コミックビーム』2019年4月号の表紙画です。

グッズ
・ミニ色紙 550円
・A4クリアファイル 660円
・ダイカットステッカー(2枚セット) 605円
・アクリルキーホルダー 770円
・アクリルブロック 770円
・複製原稿 1,100円
・高級複製原画(※完全受注生産)27,500円
・マグカップ 2,200円

この後、那覇、福岡、梅田、札幌と回るそうです。詳しい日程は下記に。
コミックビーム28周年展





















2023.11.30. 23:37 | イベントレポート

2022年11月09日

鎌倉文学館特別展「没後35年 澁澤龍彥 高丘親王航海記」レポート

鎌倉文学館で開催されている特別展「没後35年 澁澤龍彥 高丘親王航海記」に行ってきました。近藤ようこ先生の「高丘親王航海記」の原画も展示されていると聞いていたので、早く行きたかったのですが、ようやく行って来られました。

会期:2022年10月2日(日)〜12月23日(金)
会場:鎌倉文学館(〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷1-5-3)

2階の特別展示室A→第1部「高丘親王航海記」が生まれるまで/第2部 澁澤龍彥「高丘親王航海記」への航路
1階の特別展示室@→第3部「高丘親王航海記」の世界
の3部構成なのですが、ちょっとわかりづらい…1部屋1部構成かと一瞬勘違いしてしまいました。

鎌倉文学館の入口は2Fにあるので2Fの特別展示室Aから見ることになります。「高丘親王航海記」の原稿、創作メモ、自筆の地図が展示されていました。その作品の源泉となった少年の頃読んでいた海洋冒険小説、出来事(カフスボタンを飲み込んだ話)、その後読んだ東南アジア史、東洋史、高丘親王の伝記など参考にした大量の本等についても触れられています。

1Fの特別展示室@「第3部「高丘親王航海記」の世界」に近藤ようこ先生の原画が登場します。澁澤龍彥の原稿の横に少し展示があるのかな…くらいの予想で行ったのですが、原作の原稿と並べて全面的に原画が展開されていて、全部で26枚も展示がありました。展示されているのは単行本で言うと下記のページです。

第1巻:儒艮II p44〜45/儒艮IV p94/儒艮V p119〜120/蘭房II p175
第2巻:蘭房III p34〜35/獏園I p48/獏園III p96、p120
第3巻:密人IV p12、p35、p38/鏡湖II p85、p87/鏡湖III p99/鏡湖IV p129/真珠I p171
第4巻:真珠IV p62〜63/頻伽III p138/頻伽IV p155、p162、p164〜165

ストーリーに沿って展示がされていて、原稿と原画が並んでいます。とても素晴らしい試みです。私は先生の絵の方を重点的に見てしまいましたが、ちゃんと原稿も見ましたよ。なんとも言えずなまめかしい薬子の顔、かわいい儒艮などたくさん原画で見られて楽しかったです。

図録を見ればどの絵が展示されていたのかわかります。図録は通信販売されています
880円+送料300円。注文書をダウンロードしてFAXか郵送だそうです。
展示の詳細が入っているので、遠方やご都合がつかない方は是非。

マンガの原画展ではなく、あくまでも文学展に組み込まれて原画が展示されているという前提でいくと仕方がないのですが、以下の2点については不満でした。
1.原画の位置が低い場所がある…座り込まないと見えないケースもありました。
2.原画の前に棚があって原画が遠くなる
文章の原稿ならまだ読めるとは思いますが、マンガ原稿は細部が命なので。

また、これは原画展ではないし、原画展は以前行われているので仕方がないのですが、この作品、見開きで素晴らしい絵がたくさんあるのです。原画展として見るなら他にももっと見たい絵があったなぁ…というのが正直なところです。これも仕方がないです。今回ピックアップされた原画はストーリーの中では重要なものだと思います。

見学日は11月8日です。今年はバラの成長が早く、例年より早めに散ってしまったようでしたが、お天気がよく気持ちの良い日でした。鎌倉文学館は2023年4月から4年間の休館に入ります。その前に行っておいてよかったと思いました。

追記
鎌倉文学館ではこの展示に合わせて近藤ようこ先生の講座動画をアップしました。2023年1月31日までの視聴となります。
文学講座「小説を漫画に描く」近藤ようこ さん(鎌倉文学館公式YouTubeチャンネル)

鎌倉文学館


没後35年 澁澤龍彥 高丘親王航海記パンフ


西洋の芸術文化や歴史への深い造詣から、独創的なエッセイや小説を書いた澁澤龍彦。彼の没後35年を記念し、唯一の長編小説で遺作となった「高丘親王航海記」に焦点を当てます。平安時代に生きた高丘親王の天竺への幻想的な旅を書いた作品と澁澤龍彦の魅力について、草稿や創作メモなどの資料と、漫画家の近藤ようこさんがコミカライズし高く評価された「高丘親王航海記」の原画をとおし紹介します。

〈特別協力〉澁澤龍子、近藤ようこ(漫画家)
〈寄  稿〉堀江敏幸(作家)
2022.11.09. 23:49 | イベントレポート

2022年10月06日

新潮社『波』で近藤ようこ先生の新連載「家守綺譚」が開始されました

2022年9月27日発売の新潮社『波』2022年10月号から近藤ようこ先生の新連載「家守綺譚」(いえもりきたん)が始まりました。原作は梨木香歩(なしき・かほ)さんです。
梨木香歩「家守綺譚」(新潮社)

2004年に刊行された本作品。物語の舞台がどこかは本文には書かれていませんが、京都の山科あたりではないかと言われているそうです。時代については描かれていませんが、明治時代の雰囲気です。先生の絵を見ると女性が髷を結っているので、当たりでしょうか。

主役とも言える「家」については梨木さんの家がモデルになっているとのお話もあります。間取図は梨木さんが細かい絵を作成し、近藤先生がそれを参考に漫画にしてわかりやすいものにしたそうです。

原作者・梨木香歩さんは昭和34年生まれ。近藤先生が昭和32年生まれなので、ほぼ同世代です。先生が再びご存命の方の作品を手がける気になったことを嬉しく思います。

私も物の怪というか、木や花や自然に宿った精霊と人間が隔てなく地続きで暮らしている日本の物語が昔から好きです。スピリチュアル好きな人間ではないと思いますが、当たり前のように目に見えないものは存在すると思っています。近藤先生にぴったりの原作で、これからがとても楽しみです。








2022.10.06. 15:36 | 雑誌掲載情報

岩波書店『図書』で近藤ようこ先生のコミックエッセイが始まりました

2022年10月1日刊行の岩波書店『図書』で近藤ようこ先生のコミックエッセイが始まりました。「ゆうやけ七色」というタイトルです。第1回目は「自己紹介」とあったので、これからご自身のお話などをしてくださるのだと思います。楽しみです。
岩波書店 図書 2022年10月号

『図書』は大きな書店では取り扱っていますが、なかなか入手が難しいので、この機会に定期購読することにしました。こちらからできます。1冊目が振込用紙付きで送られてくるので後で郵便局などから入金するシステム。古典的…。
『図書』年間購読のお申込み
図書2022年10月号
2022.10.06. 00:00 | 雑誌掲載情報

2022年10月01日

近藤ようこ先生の個展「つれづれに」レポート

>2022年10月1日、近藤ようこ先生の個展「つれづれに」を拝見しに青山ビリケンギャラリーに行って来ました。大きなものが11点、小作品8点の描き下ろしカラー絵展示と今回は原画ではなく『波』で連載中の梨木香歩原作「家守綺譚」の第1回プロット、ページ割り、ネーム、間取り図、キャラクターも。『波』があるので見比べてみると先生の制作過程を垣間見ることができます。

1.猫と読書
2.稚児灌頂 II
3.稚児灌頂 III
4.ふたり
5.女人往生
6.夜
7.洞窟
8.レディG
9.ermine
10.緑の精
11.ポピー
(6と8がアクリル、11が色えんぴつ、9が記載なし、ほか全て水彩)

小作品@〜G

『波』(新潮社)で連載中の梨木香歩原作「家守綺譚」の第1回プロット、ページ割り、ネーム(12p)、間取り図、キャラクター(2p)。

ギャラリーでは『図書』『波』のほか、単行本を各種取り扱っています。また、「猫と読書」のエコバッグ、「紙風船」のマグカップ、のほか、トートバッグやカードセット、一筆箋などが販売されています。
 
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2022.10.01. 14:57 | イベント