2019年03月13日

『月刊コミックビーム』4月号から「高丘親王航海記」の連載が始まりました。

コミックビーム2019年4月号2019年3月12日発売の『月刊コミックビーム』4月号(KADOKAWA)で澁澤龍彦原作の「高丘親王航海記」が始まりました。近藤先生の紙の誌面での連載は同じく『コミックビーム』での「蟇の血」が2018年2月号で終わって以来。澁澤龍彦の遺作となった幻想的な小説です。

865年、高齢の高丘親王が広州から船で天竺に向かう旅を描いたものですが、親王にとって憧れの「天竺」には幼い頃の薬子の存在がありました。幼い親王に添い寝する薬子、妖しいですね。これから旅に出る高揚感と不安とが入り交じった第1話でした。

また、表紙とカラー4ページも嬉しいです。華やかな表紙絵には儒艮、白猿、犬頭人が登場しています。これから他にもおもしろい動植物が登場します。楽しみです。

『月刊コミックビーム』
2019.03.13. 00:43 | 雑誌掲載情報

2019年02月14日

『コミックビーム』2019年4月号から「高丘親王航海記」の連載が始まります

高丘親王航海記2019年3月12日発売の『コミックビーム』4月号から、澁澤龍彦原作の「高丘親王航海記」の連載が始まります。久しぶりの紙の雑誌での連載に心躍ります。

原作は澁澤龍彦の遺作。初出は『文學界』1985年8月号〜1987年6月号。読売文学賞を受賞しています。平城天皇の第三皇子であった高丘親王は「薬子の乱」の折に皇太子を廃され出家。空海のもとで密教を研究していましたが、西暦875年、67才のときに二人の僧とともに広州から船で天竺へ向かい、そのまま消息を絶ったと言われています。この歴史的人物をもとにした幻想的な文学作品です。

人語を喋る儒艮、
鳥のからだをした女、
夢を食べる獏……。
エクゾティシズムに満ちた
怪奇と幻想の旅が始まる……


この作品を日本文学を漫画化することについて比類なき作家である近藤ようこ先生の手によってどんな作品になっていくのでしょうか。楽しみです。

コミックビーム

高丘親王航海記(文春文庫)
2019.02.14. 00:26 | 雑誌掲載情報

2018年10月01日

「夢十夜」(夏目漱石原作)のフランス語版が刊行されました。

Dix nuits, dix rêves2018年8月、近藤ようこ先生の「夢十夜」(夏目漱石原作)がフランスで出版され、フランス語に翻訳されています。近藤先生の作品の海外翻訳は初めてだそうです。

漱石はフランスでは根強いファンがいることもあるのでしょうけれど、BD(バンド・デシネ)が日本では根強い人気がある一方、谷口ジローなど日本のマンガ作品もフランスで広く紹介されていることもあるでしょう。
私が翻訳されたマンガを見ると思わず「オノマトペ」に注目してしまうのは、本文が読めないせいもあるでしょう。仕方がないですね(笑)。

購入方法ですが、紀伊國屋書店で購入できます。2,635円ですが、15.50ユーロ(約2,000円)なのでフランスから自力輸入することを考えたら妥当な金額だと思います。欧明社に問い合わせるなど、他の購入方法もあると思います。船便なので1〜2ヶ月待ちますが、到着したら「追補」でこのページにアップします。

書名:Dix nuits, dix rêves
著者名:Yoko Kondo
翻訳者名:Patrick Honnoré
発行年月日:2018.8.23
出版社:PICQUIER
叢書名:BD MANGAS
言語:フランス語
ISBN978-280971357-2
価格:15:50ユーロ
製本:紙装版、ペーパーバック

出版社「PICQUIER」のサイトamazon.fr

追補:2018.10.18
Dix nuits, dix rêves紀伊國屋書店から到着しました。3週間弱かかりましたが、早いほうではないかと思います。
私はフランス語はわからないので、やっぱりオノマトペに目が行ってしまい、おもいろいなぁと思います。きちんと文字を合わせてデザインしているところがさすがです。日本語版と比べ版型は少し大きいですが、絵の大きさは同じ。裏表紙が違って「第三夜」扉のイモリです。あとがきまでちゃんとフランス語に翻訳されてます。

DIX NUITS DLX RÊVES

2018.10.01. 14:28 | 単行本発売情報

2018年07月21日

「見晴らしガ丘にて それから」連載開始

miharashisonogo.png2018年7月20日、ホーム社の運営するウェブマガジン「スピネル」で近藤ようこ先生の「見晴らしガ丘にて それから」の連載が始まりました。「見晴らしガ丘にて」は1986年、第15回「日本漫画家協会賞優秀賞」を受賞した作品で、東京近郊の住宅地を舞台にした群像ドラマでした。

「見晴らしガ丘にて それから」はそれから三十余年ぶりに、あの住宅地で現在を生きる人たちを描く連作シリーズです。

第1回は「なつめ屋」。「見晴らしガ丘にて」第8話の「なつめ屋主人」はおにぎりやさんの「なつめ屋」の未亡人・佐代子とポルノ小説家の先生とのお話でした。その後この「なつめ屋」の2代目になったお二人の息子と、小学校の同級生のお話。月1回の連載で、次回第2話は8月17日(金)の予定です。

漫画雑誌がどんどん減ってる中、ウェブ連載でも何でもありがたいし、最終的に単行本になってくれたら絶対買います。
2018.07.21. 15:14 | 雑誌掲載情報

2018年05月26日

近藤ようこ先生が「鴨沢祐仁とイナガキタルホの世界」展に出品

鴨沢祐仁とイナガキタルホの世界青山のビリケンギャラリーで開催中の「鴨沢祐仁とイナガキタルホの世界」展に行ってきました。鴨沢祐仁と稲垣足穂の世界をオマージュした作品を、絵だけでなく立体のものも含めて22名の作家の方が出品されています。

会場:ビリケンギャラリー(東京都港区青山5-17-6-101 地下鉄表参道駅B1出口徒歩7分)
会期:20218年5月19日(土)〜6月3日(日)

20180525-2.jpgこの展覧会に近藤ようこ先生も出品されています。先生の作品は「ハラッパA」というタイトルでした。これは代官山にあったオシャレなお菓子屋さんの名前です。日本の駄菓子屋のイメージではなく、1950年代のアメリカを意識したレトロポップなお店でした。この「ハラッパA」は株式会社ハニーが経営していて、80年代の代官山カルチャーを代表するお店の一つでした。1973年から、いつまであったんでしょう?気付いたらなくなってました。そのお店の看板に鴨沢祐仁さんの絵が使われていたのです。

20180525-3.jpg会場では近藤先生のサイン入りの著書も販売されていました。

2008年になくなられた鴨沢祐仁さんは『ガロ』でデビューされた漫画家ですが、私はイラストレーターだとばかり思っていました。かわいらしく華やかな色合いのイラストで、1980年代の空気感満載です。『ビックリハウス』の表紙のほか、CDジャケットで記憶しています。

北原照久さんは鴨沢祐仁さんの原画の大半を所有し、鴨沢祐仁さんの版権管理は北原照久さんの会社トイズプランニングが行っています。この展覧会においてあったイラスト集も北原さんの協力のもと作られたとのことでした。


「鴨沢祐仁とイナガキタルホの世界」展、青木俊直や森泉岳土ら22名が参加(コミックナタリー)
2018.05.26. 23:16 | 雑誌掲載情報